レンズのはなし

僕の最近の趣味というと、写真撮影が一番かも知れません。iPhoneも相変わらず好きだし、買ったばかりのiMacもいじり倒したいのですが、もはや趣味というよりは生活の一部ですよね。iPhoneに至っては自分の一部ってレベル。相棒というかAIBOというか、いやAIBOだとメーカーすら違うしネタとしても古すぎるんですけれど、とにかくまぁそのくらい密着しすぎてて、もう趣味っぽくない。いや趣味ではあるんだと思うんですけど、趣味としての純粋さとしては写真撮影の方が上かなー、みたいな。夢中になる一瞬の入り込み方がちょっと違うというか。

何が言いたいかというと、今回はそんなカメラ周りのお話ですよ、と。より具体的には、タイトル通りレンズのお話です。


僕が使っているカメラはPanasonicDMC-GF2マイクロフォーサーズのエントリー機です。そんなわけで比較的扱い易く、かわりに諸々物足りない感じではあるのですが、ど素人からスタートの僕には丁度いいかなと。とはいえ最近は不満も出てきてて、次のボディはOM-Dあたりかなー、とか。


閑話休題。今回取り上げたいのはボディではなくレンズでした。


今の手持ちレンズの中で一番のお気に入りはオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」です。F1.8という明るさゆえに雰囲気のあるボケ写真が撮れてしまう。値段も安くてコストパフォーマンスが素晴らしいレンズです。マイクロフォーサーズ機をお持ちの方にはぜひお勧めしたいレンズ。

ですが、このレンズにも当然弱点はあります。個人的に悩ましいのはあまり対象に寄れないこと。子供のポートレートなんかだと、構図的にもある程度離れた方が良いのでまず問題にならないのですが、花やモノを撮るときなんかはぐっと寄りたいですよね。でも50cmくらいまでしか寄れない


そこで、購入したのがオリンパス純正のマクロコンバータ「MCON-P01」。レンズフィルターメーカーの出しているマクロフィルターなんかに比べると高いです。そして最初に取り出してみた感触は重厚感もなく、ちょっとチャチな印象すら受けてしまいます。これが5000円以上(メーカー希望小売価格は8400円)するの?みたいな。でも、使ってるうちにこのチャチさ、もとい軽さが効いてくるんです。


まずは本来のマクロコンバーターとしての性能。50cmまでだった僕のレンズが29cm(撮像面からのカタログスペック)くらいまで寄って撮影できるようになります。意外と大した数字じゃない?いや、花とかを撮る上でこの差は大きいです。もちろん純正マクロレンズには及ばないと思いますが、十分撮影の楽しみが広がるオプションです。


対応レンズはこちらで確認してください。

マクロコンバーター MCON-P01|MicroFourThirds規格交換レンズ|オリンパスイメージング
マクロ撮影が気軽に楽しめるレンズアタッチメントです。花や料理など、被写体をより大きく撮影したい時などに効果的です。最大で、レンズ先端から13cm※(撮像面から24cm)まで被写体に近づくことができます ...


ただ、F値を開放しっぱなしだと背景がボケすぎてなんだかわからなくなるので、ある程度絞った方がいい感じになります。上手な作例ではないですが、上が開放(F2.5)、下が絞った(F10)写真です。
P1060608

P1060609


被写体だけを浮き上がらせるために背景は思いっきりぼかすってのも個人的には好きです。


そしてこのマクロコンバーター、レンズの先端に手首の一捻りで簡単に着脱できるバヨネットなのが素晴らしい。プロテクタータイプのレンズフィルターよりもずっと楽なんです。僕はこれ自体をレンズカバーがわりに常時装着しているので、マクロで撮りたいとき、外して撮りたいとき、どちらも即対応出来て手間が掛かりません。この一点のためにフィルターの数倍の値段で買う価値はあります。だってフィルタータイプはめんどくさすぎて、使わなくなりますから(別のレンズで経験済み)。

そして、先に書いたように作りと言うかレンズ部分以外の素材がプラスチックで正直安っぽいのですが、逆にそのおかげで常時装着していても重さが苦になりません。但し、見ての通り装着時にレンズ前面が大きくなりますから、カメラバッグの収納部の形状によっては邪魔になるくらいですかねー。



拙いながらも僕がこの組み合わせで撮影した花の写真をいくつかこちらで公開しています。

名もなき花ってことはないと思うんだけど - Digital-Penguin Workshop(仮)
お待たせしました。何回か前に予告した花の写真第2弾です。相変わらず花の名前はわかりません。 今回の写真はすべて何度か触れた僕のお気に入りレンズであるオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 4 ...


マクロレンズを買う余裕はない。でも撮影の幅を広げたい。おお、偶然対応レンズなら持ってる!そんな方にはお勧めのコンバーターレンズです。