遣唐使船に乗る際に忘れてはならないモノ20選

※今回、タイトル含め通常時と色々異なった記事となっております。


    • 貢ぎ物その1。いっぱい持っていくと喜ばれます。
  1. 絹製品
    • 貢ぎ物その2。皇帝の色である黄色をあしらっておくと好感度が上がるライフハック
  2. 出火鉄、出火水晶
    • 貢ぎ物その3。火打石。船が難破したときにはサバイバルグッズにもなる優れもの。
  3. 海石榴油
    • 貢ぎ物その4。油ね。これも船が難破したときに使えますね!
  4. 甘葛汁
    • 貢ぎ物その5。甘味料。これも船が(ry
  5. 望陀布
  6. 木綿
  7. 瑠璃
  8. 細屯綿
  9. 金漆
  10. 黄糸
    • ここまでみんな貢ぎ物。忘れると怒られるから必携。
  11. 節刀
    • 大使の証し。これがないと認めてもらえないよ!あと船が難(ry
  12. 陰陽師
    • いないと船が遭難するかも。
  13. 占い師
    • そういうのに頼るから難破する、とか言っちゃ駄目。
  14. 通訳
    • 唐は勿論、うっかり漂着したときのために奄美の通訳も忘れずに。
  15. 酔い止め薬
    • 船だからね。
  16. 食料
    • 無いと死ぬかも。
  17. 最澄とか空海とか
    • 坊さん。毎回とは言わないが一度は載せておきたい。
  18. 吉備真備
    • 有用なものを持ち帰ってくれるかも。
  19. 小野妹子
    • 違った。これは遣隋使。

但し、帰りにもお返しで色々貰えるし、船はたいてい往路で何隻か減ってるので、欲張って積み込みすぎない方が良いみたいですよ!どうしても積みきれないときは何人か留学生としておいていくなんてTipsも有効。


本題はここから

なんでいきなりこんな記事を書いたのかは、この本を読んでもらえるとわかったりするかもしれません。

著者の[twitter:@OZPA]氏は、普通ではない。本人は本書の中で何度も自分は普通の人だと書いているけれど、この本のタイトルのようなことを実際にやってのけたり、またこの本の軽妙な語り口といい、決して「普通」などではない。「奇才」とかそういう分類に属する人間だ。だいたい自分の事を「普通」と言い張る人が普通であった試しがない。


というのはミスリードで、ここで彼の言っている「普通」はそういう意味ではないのだけど。
彼は元々アルファギークであったとか、芸能人であったとか、背後に「困ったときに何故かトラブルを解決して下さる闇社会の人」がついているとか、そういうバックグラウンドがあるわけではない。つまりブログを始めるにあたって何ら特殊なアドバンテージを持たない「普通」の一個人であったと。そういう意味において「普通」の彼が月間25万PVのブログを持つに至った経緯が丁寧且つ遊び心に満ちた文章で綴られたのが本書であるわけです。


ハウツーではなく

タイトルだけ見るとハウツーというか実用書みたいだけど、「自分はこうした」「自分にはこういう運が」という経緯を(運に助けられた部分も含めて)素直に記したレポートのような内容です。万人に通じる方法ではないけど、「普通」から誰でもこうなりうる、という事例。ドキュメンタリといっては大げさかもしれないけど、文才溢れる読み味は退屈せず一気に読めます。最後ちょっと褒めすぎた。


彼の動機は至ってシンプル。「一人でも多くの人に記事を読んで欲しい」「一人でも多くの人とEvernoteを語りたい」。だからこそ面白いし、ストレートだし、馬鹿だし、素敵なんだと思います。そう、たとえ書店のアフィリエイトコーナーに積まれてもね。

[続] WordPress本と @OZPA さん本の行方。〜ジュンク堂の場合〜 | norirow's Diary
今、世間を騒がせているあの@OZPAさんの本はどこに置かれているのだろう。 私はAmazonで買ってしまったので、本屋で見かけたことはまだありませんでした。 ...

だからタイトルがよくないって言ってるのに。


彼が自信を持って伝えようとしているのはおそらく、全く同じ事をしてみろってことじゃなくて「自分で動かなきゃ何も始まらないよ」って事だったりして、それを伝えるために多くのページを割いている。ような気がする。
だいたいよく読んでみると同じ事を何度も繰り返し書いてたりするんだけど。何回[twitter:@goryugo]との馴れ初めとか書いたら気が済むんだお前は、みたいな。でもまぁ、だからこそ彼の素直さと言うか、「自分の切っ掛けはこれなんだ」「自分はこう考えて、実際に試したんだ」「本当に好きな事をやってるんだ」ってのが凄く伝わってきます。


あまりちゃんと書評とか書く気はないので、気になったら読んでみるといいと思います。いいだろもうリンク貼るのも面倒くさいくらい書評ブログあるし。
月25万PVを目標にしている人が読むのもいいとは思うんだけど、それ以上に「なんでそんなにPVとか拘るの?」って思ってる人が、自分とは違う視点とか考え方とかに触れるいい機会だと思うので、そういう人にむしろ勧めたいかな。

【おつぱからのお知らせ】書籍を出版いたします。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 本日は、日頃当ブログをご愛顧頂いております皆様に、ご報告をさせていただきます。 この度、書籍「あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方 これだけや ...

まぁ、読んで面白いと思ったら、[twitter:@OZPA]がつけあがらない程度に褒めてあげるといいと思います。