140文字の創造

なんか糸井重里氏がアーティストはTwitterやっちゃダメだって言ってるとか。
著名人の中では比較的、(世間的な意味での)インターネット普及初期からほぼ日を立ち上げて"こちら側"のスペースに参加し続けている人なだけに少し意外に感じたのだけど、もうちょっと掘り下げるとどうやらこういう事らしいんだけど。
糸井さんの言葉の本当の意味は分からないけれど、彼はコピーライターを生業にしてる訳だから、ワンセンテンスの閃きを大事にしたい、うっかり世に放流したくないと云うのは理解出来る話だ。それだけクリエイタとして自分の立ち位置に自覚的であると云うことだろう*1。彼にとって言葉のアイデアはそのまま飯の種で、扱い方を間違えると云うことはそのまま職業的自殺を意味するわけだ。
こういうことが話題になる事自体、日本におけるTwitterは一段階、普及に向けて転がり始めたと言うことかもしれない。とりあえず一段階だけど*2

*1:無論参加しているアーティストが自覚が足りない、と言うことではない。どちらのスタンスが正解かではなく、自分の立ち位置と距離感をポリシーを持って計り、その上で判断出来ているかどうか、ということ。

*2:メディアが騒いだ割に敷居が高くてこの一段階を超えられなかったのが少し前のSecond Lifeかな。