残念なWeb

僕は基本的に天邪鬼なので、自分が手を出す前に流行ったものって、何か強い動機付けが他にないと手を出したくなくなるんだけど、そんな訳で「ウェブ進化論」は興味はあったけど読んでないし、結果この人の著書は一つも読んでないんだ。なのでこの先に書いていることは純粋にこのインタビューのみの感想です。気に入らなかったらコメント欄にでも書いといてください。読むかは分からんがどの本読めばいいか含めてね。
で、とりあえずこのインタビューは面白かった。別に凄く共感できるとかって訳じゃないし、目から鱗って程革新的なこと話してるわけでもないんだけど。
彼が自分を評論家だと思っていないって言ってるのは良く分かる。だってこのインタビューって、結局自分のことしか話していないもの。評論家の話し方じゃないよね。でも、それが悪いんじゃなくて、だからこそこのインタビューは面白く読めた。自分のこと話して自分が何が好きか語って、どうよなんか間違ってる?ってにやりと笑えるような人の話じゃないとこういうのは面白くないよ。この人なりにインタビューであることは意識して言葉選んでるとは思うけど。
僕自身は比較できるほど海外のサイト知らないから、比較して日本のWebが残念だといわれてもピンと来ないんだけど、まぁWebってこの程度しか出来ないってことはないだろう?てのは感じるよ。コミュニティとかソーシャルな意味においても、純粋に技術的な意味においてもね。あとはまぁ、内容的にはふーんそうか、てくらい。だって近藤さんのことここの社長ってことくらいしか知らんし、残念ながら将棋も興味ないしねぇ。
でもそれこそ著書を読んでいないから的外れなことかもしれないけど、一万人をシリコンバレーに集めるってのは良く分からんねぇ。最先端・最高峰はそれこそその人が望めばインターネットで触れることは幾らでもできるし、インターネットで試すことも出来るのに、現実のロケーションに拘る理由はわかんない。日本のWebが残念だからって、別に中国みたいに海外へのルートがシャットアウトされてる訳でもないのに。てかまぁ自分なりに解釈できんことはないが、なんかそれはつまらないので、ちょっと訊いてみたいところではあるな。