これも次世代?

「今の検索エンジンは、結果が“過剰”だ」(サチャ・ナデラリサーチ&ディベロップメント担当上級副社長)――Bingは、1つのキーワードに対して何万もの結果をずらりと並べるのではなく、情報を整理し、できるだけ少ない作業で求めている結果にアクセスできるよう配慮。情報にたどり着けず、「戻る」ボタンを押して再検索――という面倒を減らせるよう工夫したという。

最近色々とユーザインタフェースについて考えているのだけど(主に仕事で)、余計なお世話にならない出来る限りの範囲で「ユーザのやりたいこと」に最短かつ最適にたどり着く、というのは難しいがやはり重要な概念だ。少なくとも客にプレゼンする上では。顧客が限られた範囲にしかいない専門系のシステムでさえそれなりに重要なんだから、Webサービスなんてのは何をか況やだ。それ"だけ"で評価が決まることのある世界だから。
そういう意味じゃ確かに「今の検索エンジンは、結果が“過剰”だ」って話は良く分かる。"Google以前"に比べたら天地ほども使い勝手は良くなっているけど、既にGoogleアーキテクチャが世に出てだいぶ立つのだから(無論Google自身が進化を重ねているのは知っているけど)、そろそろ革新的な「次」が出てきても良い頃ではあるな。これがそういう期待に応えるものかは知らんけど、ちょっと前にも「Wolfram|Alpha」が話題になってたしな*1
問題は、Microsoft自身のインタフェースがいつも最後は"過剰"になりがちだってことだが。


ま、そういう話はそういう話として、こういうネタが出てくる辺りは欧米的で好きだ。仕込かも知れんけど。

*1:Googleが"過剰"になったのは性質の悪いSEOが蔓延っているせいでもあるが。SEO自体が悪いとは言わんが、これもイタチゴッコだよな〜。