SNSもblogも同じことだね

Web2.0な仕組みが世の中に広がってきたからと言って、皆が皆、それら全てを受け入れたり関わったりする必要はない。
例えばPodcast
 いくつかの番組は登録してみて、何度か聴いてみたのだけどいまひとつしっくりこない。
 「耳で情報をインプットする」という行為がどうにも自分には馴染まないようだ。iTunes自体は音楽を聴くためやネットラジオを垂れ流すために使用し続けているけど、Podcastは今のところ不要なものと認識している。解除してない日経のニュースとか立ち上げる度に落ちてくるけどね。
何が言いたいのかと言うと、最近は「Web2.0」と言う言葉に踊らされているのが、投資家やベンチャーやその周囲の人々だけではなくなってきてるんじゃないかな、ということ。幸いにしてまだ本当の「一般人」には大して浸透した言葉ではないけれど、Webの新サービスだのに対するアンテナの感度がそれなりに高い人たち(の一部)が、「これもやらなきゃ」「あれにも手をつけないと」みたいな感じで「知らない」ままでいることを恐れているような気がするのだ。
とはいえ体験もせずに評価など出来ないわけで、「とりあえずやってみる」って事自体は悪いことじゃない。ただ、どっかでその線引きが「やらなきゃ乗り遅れる」「自分は常に最先端」みたいなあせりに摩り替わったりしていないのかなぁ。流行のおもちゃを全部手に入れないと気がすまない子供みたいに。だとするとそれは、「Web2.0」という「現象」に引きずられているだけで、楽しめてはいないんじゃないのかな、とか。
知らないってことも、悪くは無いよね。


ああ、でも、「これ面白いよ」ってのを教えてくれたら素直に嬉しい。Podcastの番組とかも、二度と手をつけないと決めたわけでもないんだし。ユルさとか、ポリシーを特に持たない感じとか、結構大事かもね。楽しむには。