アナリストの言うことも中途半端

Ultra-Mobile PCは「中途半端」とアナリスト

「コンセプトにメリットはあるが、価格の引き下げ、省電力化など大きな改善を施さない限り成功の見込みはない」「現時点において、私たちは有力なUMPC 製品が登場することは不可能と考える――これは単なる『コンセプトの証明』にすぎない。バッテリー駆動時間の短さ、価格の高さ、そしてWindows Vistaを採用していないことが市場での第一世代UMPCの受け入れを阻み、またこのマイナス要素への反動が将来のチャンスに悪影響を及ぼす可能性がある」

まぁ、概ね同意だけど職業アナリストがわざわざ出張って言うほどのことか。皆薄々思ってるだろう。で、概ねといったが同意しない部分は、コンセプトのメリットとやらも肯定するような材料が見えない点かな。てか、コンセプト云々って、万が一売れちゃったときのための予防線と違うか?実体の無い部分なら評価しておいても損しないしな。
前にも書いたような気がするけど、大きさにしろ何にしろ中途半端すぎる。まぁアメリカ人の手にはUMPCくらいのサイズの方がいいのかも知れんけど。

どういうシーンで活用して、どういうビジネスメリットがあって、どういうシチュエーションでこのコンセプトが最大のメリットを発揮できるのか。そういう絵が見えない。IntelでもMSでもいいけど、どうでもいいカウントダウンサイトなんか作ってないでこれが如何に新しくて素晴らしい商品であるか、ていうのを真剣に伝える気はあるのか。伝わってないんだから。
bloggerとかライターとかも上手く使えよ。世の中にはエバンジェリストとか呼ばれたがってる連中もいるわけだし。

本当に売れるかどうか以前に、カテゴリの立ち上げ方としては相当下手の部類だったんじゃないか?


# そういや、以前仕事関係でタブレットPCじゃあ大きすぎ、PDAじゃ制限が多すぎるって案件があったな。結局PDAの制限の中で何とかなるように色々誤魔化したけど、当時UMPCがあったら丁度良かったかもなぁ。