iPhoneを探せ!

お恥ずかしい話ですが、先日iPhone一時的に紛失しました。


まずは顛末をざっくり。

事の起こりは実に単純で、通勤電車で座ってから、鞄から取り出したカラビナ付きのiPhoneケースをベルトタックに装着…したつもりで、し損ねていた模様。なぜ鞄の中に入っていたかと言うと、最初からぶら下げてると子供を預ける保育園で1〜2歳児たちに引っ張られてめんどくさいから。それでも他の曜日なら電車内でiPhoneを使おうとするのですぐに気づくはずなんだけど、月曜の朝はジャンプ読んでるからねぇ…。
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(写真の路線は無関係です)




かくしてケースごと座席にソフトランディングしていたと思われる愛しのiPhoneを置き去りに電車を降り、気づいた瞬間に無情にも閉まるドア

駅員さんに話してみるものの、どう考えても現在進行形で次の駅に向かっている途中の遺失物などその場でどうにかなるわけもなく、時間が経ってから忘れ物センターに電話して、との当然の回答。



取り敢えず会社に出勤して、まずはPCからiCloudにアクセス。「iPhoneを探す」機能で彼の居場所を確認。彼ったら途中駅で下車して私を待ってくれてるみたい。
だから急いで電話したの、JR東日本の忘れ物問い合わせセンターに。彼がどんな姿形をしているか伝えたんだけど、そんな人は見当たらないって言われちゃった。あの駅にいるはずなんです、って伝えたら親切に問い合わせしてくれたの。でもみつからないって言われちゃった。どういうことかしら…。



(文体を修正中につき、しばらくお待ちください)



電話を切ってから、もう一度「iPhoneを探す」で確認。移動はしていないGPSの情報だけだから確実に落し物として届けられてるとはいえないけど、終点でも大きな駅でもないから、状況的に駅の中に留まっている理由は他になさそう。問い合わせを受けたのとは別の駅員さんがまだ持ってるとか、もしかすると届いてるけど特徴の伝え方が悪くて誤解されたかもしれない。でも心配なので、念のため「iPhoneを探す」で紛失モードに。


30分後に再度電話。二度目とはいえオペレータさんも別なので、紛失状況及びiPhone(ケースとかの)の特徴をひと通り説明し直す。すると、今度はデータベースに該当するiPhoneが!駅も「iPhoneで探す」で確認した駅でドンピシャ。紛失モードで今表示されているはずの情報を伝えたら内線で確認をとってくれて、間違いなしとのこと。会社から1時間弱で往復できる駅だったので、昼休みに受け取りに行くことに。
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(写真の駅も無関係です)


かくして数時間後に無事感動の再会。紛失モードも解除して、手元に戻った時にはいつもと変わらない、大事な相棒の姿。二度と離さないぜベイベー。




途中、精神の乱れによりお見苦しい文章が表示されましたことをお詫び申し上げます。


iPhoneを探してみよう


そんなわけで無事手元に帰ってきてくれた愛しのiPhoneですが、せっかくこういう体験したのだから、多くは周知の情報であろうとは思いつつも、体験した本人なりにiPhone的な話題一般的な鉄道での忘れ物の話の双方の視点から要点をまとめておこうと思います。主なポイントは顛末の中で赤文字にしたところです。今後同じ目に会うかもしれない貴方の為に


普段からやっておくべき最低限の準備はひとつ。iPhone側でiPhoneを探す」機能を有効にしておく事。

iPhoneを探す、で見つける為の条件は電源が入っていること、ネットワークにつながっていること、そしてiPhoneを探す」が有効であることです。

悪意と知識のある人に拾われちゃうとすぐに電源切られたりSIM抜かれたりでどうしようもないですし、ネットワークに繋がってるかどうかは紛失後にコントロールしようがないです。でも、機能を有効にしておくことだけは事前に出来る対策なのだから、ぜひやっておくべきです。電源やネットワークがダメでも、最終的に確認できた場所が24時間以内は表示されるそうです(未確認)。その後で移動されたらアウトですが。



iPhoneを探す、はiPhoneiPadからは専用アプリ、PCからはブラウザで利用できます。IEだって大丈夫。



対象iPhoneで使用しているAppleIDでログインして、対象デバイスを選択(画面はiPhoneアプリ版)。



先に上げた条件が揃っていれば、バイスの現在地が表示されます。他もそうですけど、スクリーンショットは記事のために撮り直したもので、今回の事件の舞台とは関係ありません。



で、紛失したiPhoneが無事表示された場合、これに対して行えるアクションは3種類。

音声出力紛失モード、そして最後の手段、データ消去
もし普段パスコードロックをかけていない場合は、何よりまず「紛失モード」でパスコードロックをかけてください。これ大事。ていうか普段からかけておくべくだと思いますよ。「iPhoneを探す」が無くしてすぐに使えるとは限らないのだし、電話番号やメールのやり取りなど、携帯電話で見ることの出来る個人的な情報は自分だけのものではありません。



紛失モードでは、画面に連絡先や文章が表示できます。万が一良くない人に見られても問題ない程度の情報を表示しましょう。

顛末にも書きましたが、僕のケースでは表示された内容について僕が知っているということが、忘れ物センターとのやり取りで僕のものであるという証明を簡単にしました(この例では合言葉と連絡先)。そこまでしなくても確認はできると思いますけど、そういう使い方もできるということで。




紛失モード中には位置情報の変更などメールで通知してくれたりも。ちなみに表示される時間はPST(太平洋標準時)なので、日本の現在時刻マイナス16時間ってことになります。朝の9時だったら、前日17時として表示されるってことね。



で、紛失モードの解除はiPhoneを探す、からも実行できますし、単純に画面からパスコードロックを入力して解除することもできます。



今回は使いませんでしたが、「サウンドを再生」。音声オフでも音が鳴るので、どちらかというと部屋の中で見つからない時に便利かも。さすがにもう一つの機能「iPhoneの消去」は試してません。戻すの面倒だし。


その他、詳しい使い方などは多くのサイトで紹介されているのでそちらをご参照ください。

パソコンのブラウザで紛失したiPod touch/iPad/iPhoneを探す方法 | Wave+ iCloud
iPod touch/iPhone/iPadを紛失してしまったり、どこに置いたか忘れてしまった場合など、パソコンのブラウザからiCloud(https://www.icloud.com/)へアクセスし ...

あ、もうひとつ大事なこと。もし家族や友人のiPhoneなどを借りて「iPhoneを探す」を実行した場合は、確実に自分でサインアウトしておきましょうね。サインインしたままアプリを止めて1日後に立ち上げても、居場所検索始まりましたし。居場所を常に知っててほしい、とかなら止めはしませんが。


ちなみに、先月末には相方が商業施設内でiPhoneを置き忘れて、やはり探す羽目になる事案がありました。僅か一ヶ月の間になにやってんのこの夫婦は

このときも僕のiPhoneから「iPhoneを探す」である程度場所特定出来ていたので、捜索範囲が絞れて助かりましたよ。
因みに僕の場合同様、商業施設内の事務所にちゃんと届けられていて無事でした。日本って良い国だ。


諦めてはいけない問い合わせ


さて、ここからは電車での忘れ物全般の話。
どの鉄道会社でも同じだと思いますが、忘れ物の管理システムなどに忘れ物が登録されるまでには時間がかかります。特に朝のラッシュタイムなどはそれどころじゃない駅も多いでしょうし。
一度目の問い合わせで見つからなくても、時間をおいて確認してみましょう。


僕が今回お世話になったJR東日本の場合の問い合わせ先はこちら。


今回の件では2回電話して2人のオペレータの方に対応して頂きましたが、どちらも丁寧かつ親切に対応してくださいました。慣れたオペレータだけあって、色々話が早い感じです。iPhoneを探すで特定の駅にあることを伝えた時も、その駅と周辺駅にまで内線で確認してくれましたし。


簡潔に、かつ正確に


iPhoneはいまのところ白と黒しかないわけで、自分のiPhoneを円滑に特定するのはその他の付加情報を正確に伝えることが重要になります。紛失状況(時間、路線、降車駅等)は勿論重要ですし、ケースなど差別化出来る特徴についてはわかりやすく、誤解されにくいように整理して伝えるのが大事ですね。


黒い革製で、カラビナのついた入れ物」と聞いてどういうモノを皆さんなら思い浮かべるでしょうか。自分の持ち物はイメージできているので、ついつい伝わってるつもりになりがちですが、大事な情報が欠落すると全く別物として認識されてしまう可能性だってあります。


ちなみに実物はこんな感じ。
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見ての通り、スマートフォン専用ケースなので他のモノは入りません。あと、カラビナが一般的なものよりデカい。ゴツい。


後になって気づいたことですが、一度目の問い合わせのときはおそらくオペレーターさんはポーチのような小物いれを想定されたのだと思います。「他に何か入っていましたか?」と聞かれた時点でそのことに思い当たっていれば、或いは一度目の問い合わせで解決していたのかもしれません。
推測に過ぎませんが、「ポーチと思い込んだオペレーターさん」が、伝言ゲーム的に(例えば「腰につけるポーチのようなもの」とか)駅に問い合わせたと想像すると、「届いてる落し物とは違う」と判断されてしまった可能性は十分ありますよね。イメージするサイズも形状も違いますものね。


それはオペレーターさんでも駅員さんでもなく、勿論僕の「この程度の説明で伝わってる」という思い込みが悪いってことです。



因みに二度目の問い合わせでデータベースに登録されていた内容でもカラビナではなく、「キーホルダー付きの革ケース」となっていたらしいです。まぁ、ゴツいものねぇ。



雑感もろもろ

まぁ、あれこれ書きましたが、無くさないのが一番ですよね、やっぱり。そう言う意味ではこの記事が皆さんの役に立たないことを祈っております。個人的には貴重な経験でしたが、二度とはしたくない経験でもありましたし。

鉄道会社によって多少対応は異なると思いますが、拾得された駅にとりにいく羽目になったり、送ってもらうにも着払いだったりで、無くしたものを使えない時間も含めて様々なコストが発生してしまいますしね。
それも無事拾得されていればの話で、もっと悪いケースも起こり得るわけですしね。



今回のケースは「iPhoneを探す」がなくても見つかったと思います。でも、自分の探し方の方針は絞りやすかったし、何より「そこで反応し続けている」という安心感はとても大きいと感じました。


※価格は情報取得時点のものです。ご購入前にその時点の価格を確認願います。

iPhoneを探す 3.0 (無料) App
カテゴリ: ユーティリティ
販売元: Apple(サイズ: 4.9 MB)

written by iHatenaSync