撮影は楽しく快適に
実は以前から、iPhoneの標準カメラを置き換えられる撮影メインの高機能カメラアプリを探していました。で、AppBankさんの記事でこれが凄く気になってたんです。
ProCamera: 露出・ピントを手動で調整。手ブレ検知機能も。細部までこだわって撮影できる。3029 - iPhoneアプリのAppBank ProCameraは通常モードと「Expert Mode」と2つのモードを備えています。 通常モードでは標準の「カメラ」アプリと同じように特に何も設定しなくても撮影可能。「Expert Mode」は本来なら自動設定で済むホワイトバランス・露出・ピントをあえて手動で設定できるようになっています。この機能は動画では利用できません。 さらに5種類のガイドが表示できるので、例えばiPhoneが地面に垂直な状態で撮影できているかなどが一目で確認できます。この機能は動画の撮影時にも利用可能。より安定した映像を撮る手助けになります。 写真の明度・コントラスト・露出を調整できる簡単な編集機能もあります。画像サイズの変更も可能ですから、携帯電話に写真を送る際にも役立ちます。
ProCamera + GeoTagging: あの最強カメラが連写・EXIF表示・方角の記録に対応!3523 - iPhoneアプリのAppBank カメラアプリの中で最も使いやすさと機能のバランスが取れているProCamera + GeoTagging ですが、この度のアップデートで様々な機能が追加されました。追加された機能は… * 10秒に10枚以上、連続して撮影できる * 写真に添付されるEXIF情報が表示できる * 撮影時の方角が記録できる 中でも「撮影時の方角を記録できる」はカメラアプリとしては初の機能です!今まで撮影時の場所が確認できるアプリはありましたが、方角まで確認できるのは初めてです。
それにしても[twitter:@asyunin]さんの記事および紹介アプリのクオリティの高さは異常ですね。
それはさておき、短期間の間に既に二度もAppBankに記事が載ったアプリ、「プロカメラ」です。類似の高機能アプリは色々あるので躊躇していたのですが、情報を得たり下のような[twitter:@okyawa]さんのツイートを見ているうちに欲しくなってついに落としました。
どうやら上の記事以降に更にメジャーバージョンアップしているようです。例によって面倒なので、細かい事は上の記事を読んでおいて下さい。
マルチタスキングで快適
個人的に標準カメラと置き換える上で重要なのは起動速度です。撮りたいときにいちいちアプリのタイトル画面やらメーカロゴが長々出るのは困ります。
このアプリも初回起動こそ少しかかりますが(といっても標準カメラを立ち上げて撮影可能になるまでと大きく差はないと思いますが)、マルチタスク対応なので2度目以降が臨戦態勢になっていて嬉しい。尤も長時間立ち上げていないとタスクに残っていても初回起動になる場合があるようです。
ホワイトバランスロックで味のある写真を
AppBankの記事でもじっくり紹介されている上級者モード(今回でローカライズされたようで、上記記事内ではExpert Mode)が面白いです。といっても、僕は撮影技術も知識も無いので全然上手く扱えていないのですが…。
細かく数値を調節できるわけではないですが、ホワイトバランスロック機能がなかなか意外性のある写真を演出してくれて面白いです。やりかたは上級者モードで画面上部の「AWB」をタップするだけ。解除するときももう一度タップ。
ちなみに「AWB」となっているときが「オートホワイトバランス(通常)」、「WB」に鍵アイコンが表示されてるときが「ホワイトバランスロック」の状態ですね。
左が屋外でホワイトバランスロックをしたまま屋内撮影。右がオートに戻した撮影。
ちなみに何も考えずに公共のエスカレータの前で撮影とかしてると通行人に怒られたりする可能性がありますので、周囲に迷惑をかけないように注意して下さい。反省してます。いや本当にすいません。
露出とピントを別々に
こちらも多分、AppBankさんの記事を見て頂いた方がはやいのですが、一応このアプリを紹介する上で外すわけにはいかない機能なので。
たとえばこれは標準カメラで右手前のイルミネーションツリーにピントを合わせた写真。
室内光で薄暗いために、露出が自動調節されて明るい写真となりました。これはこれでいい感じですが、あえてもう少し雰囲気の出る写真にしたい場合はこのプロカメラの出番ですよ奥さん。
ピントは同じく手前のツリーに。
で、露出は奥の明るい採光窓に会わせます。
どうですか奥さん。分かりにくいですかそうですか。精進します。
まぁ実際作例をつくることを意識しすぎて酷い構図ですが。
加工でもある程度同じような事は出来ちゃうんですけど、あえて撮影時にあれこれ考えながらやる楽しさがいいですね。
EXIF情報表示が最強
まぁこれもAppBank(ry
アルバム機能も優れてます。
おそらく全ての記録されたEXIF情報と、プロカメラ独自の拡張ジオタグ(方角)情報を見る事が出来ます。
個人的にはアルバムの写真を開いているところからワンタップでカメラ起動できるのも良いです。あ、撮影したい、ってときに出来るだけ早く撮影状態に戻れる工夫がされてますね。
もはや写真編集ツールとしても高機能
AppBank紹介時点と大きく異なるのは編集機能の充実かも知れません。
各種の補正、調整が出来る「PRO LAB」。右側から調整したい機能を引き出して弄る感じ(上の写真は全て引き出した状態)。
切り取りや回転が出来る「PRO CUT」。固定比率での切り抜きができます。あとはリサイズがあれば完璧なんだけど。
撮影メインのアプリとしては破格の充実ぶりです。
各種編集画面からは直接カメラには戻れないのが残念ですが、編集中の作業内容を確定前に破棄してしまう可能性を考慮したのかも知れません。
でもやっぱり「撮影アプリ」
とにかく、高機能である事もそうですが、その上で各種切り替えが高速で、操作方法が直感的であること。前のバージョンは使ってなかったのでAppBank記事との比較になりますが、ビデオへの切り替えもワンタップになりましたし、ノーマルシャッターと別に手ブレ防止シャッターがあるので、手ブレ防止を強めに設定していてもいつでも好きな方でシャッターを切れます。
そしてズームボタンの有無など、細かいところで自分好みの調整がちゃんとできること。
当たり前のようだけど、これだけ色々機能を持っていても「クールな機能作ったから使えよ」的な押しつけ感が無い。全体的に人が快適に使う、ということをちゃんと考えて作られている事が分かる、設計思想の美しいアプリと言えると思います。
写真加工アプリは先日まとめて紹介しましたし、それ以外にもいくつか紹介しています。このアプリも編集機能がそれなりに充実してはいます。
でも、なんといっても「快適に撮影を楽しむアプリ」として評価出来るアプリです。
※価格は情報取得時点のものです。ご購入前にその時点の価格を確認願います。
プロカメラ 3.0.1
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要
価格: ¥350
更新: 2011/02/11
(2013.10.06追記)プロカメラは現在公開されておりません。「ProCamera 7」に移行しています。
※価格は情報取得時点のものです。ご購入前にその時点の価格を確認願います。
ProCamera 7 5.0 (¥85)
カテゴリ: 写真/ビデオ
販売元: Cocologics(サイズ: 30.2 MB)