Instagramが面白い

Instagramが面白い。


Instagramがどんなサービスで、どのように始めたら良いのかは春友([twitter:@spring_friends])さんが分かりやすく説明してくれているので、一読してきて下さい。僕は面倒くさがりなのでそこらへんは丸投げで。

写真版 Twitter の予感 ! "Instagram" に登録 & 使用してみた - 春友日記 〜なまらiPhone〜
140文字言葉のTwitterと、写真のInstagramといったところだろうか。 言葉好きはTwitter、写真好きはInstagramがメインの住処になる可能性を秘めていると言ってもいいかもしれない。

まぁ、早い話が写真投稿がメインの(いまのところiPhone限定の)SNS。いや、SNSと呼ぶべきかどうかも分からないほどTwitterよりもずっとその繋がりは緩いのだけど、でもそこには確かにコミュニケーションが存在する、ちょっと不思議な空間なのです。



ここで行われるのはたった4つのアクション。
即ち「フォロー」、「シェア」、「ライク」、「コメント」



誰かをフォローする。その人の写真が自分のフィードに現れる。自分の撮った写真をシェアする、自分をフォローしている誰かのフィードにその写真が表示される。
それだけで成立する世界。
気に入った写真を見つけたら、likeボタンを押せば良い。それがこの世界のコミュニケーション。
物足りないならcommentで、少しだけ言葉を添えれば良い。言葉は伝わっていく。


それだけなんです。それが実に面白い。
実際、このサービスはサービスそのものもアプリもスタート時点で実に良く考えてあるなぁと感心します。


一つは上の記事にもあるように、SNS連携の強力さ。
TwitterFacebookとの投稿連動や、向こうのアカウントで向こう側のフォロー(フレンド)を探す仕組みなどが最初から提供されていて、SNSのユーザがとっつきやすくできていること。基本的だけど最初の段階でそれなりに充実されたことで、ユーザの参加も、そして参加したユーザ同士のフォローもスタートダッシュから非常にスムーズなように思います。



そして、コミュニケーションがシンプルでありながら、お互いのモチベーションを自然と高める仕組み。
likeボタンが手軽だからちょっと気に入った写真にはすぐlikeをつけてしまうし、likeがつけば嬉しいから写真をもっとシェアしたくなる。この相互作用はコミュニティを活性化させる大きな要素になります。


Instagramアプリの起動時に、前回からいくつlikeやcommentがついたか(そして何人が新たにフォローしてくれたか)が表示されるので、見落としも少なくなるように出来ています(commentは設定次第でプッシュ通知もされる)。


Newsでも、自分に対するアクションが確認できます。


そして、アプリには最初からいくつかの写真加工フィルタが用意されています。レトロカメラ、トイカメラ風の加工がシェアの前に簡単にできるので、CAMERAtanやFILM LABのようなアプリを持っていなくても、なんとなくアーティスティックな加工をしてからアップできる楽しさがあります。つまり、ある程度ならシェアする写真は撮影から加工までオールインワンで、このアプリ一つで遊べるように出来ているということです。
もちろんカメラロールからのアップも出来るので、自分の持ってるアプリを駆使した加工写真の投稿も出来ます。



写真は元の形ではなく正方形に切り取られますが、これもまた額に入れて飾るような感覚があって良い。サイトのレイアウト的にもよく考えてこのサイズにしたのだと分かるくらいしっくりきます。



ちなみに、今のところなのかこの先もかはわからないのですが、流れてきた写真を保存したりブックマークしたりという機能はありません。
フィードやPopularの中で出会うものが全て。RetweetやReblogに相当する機能もないから、すごい写真を見つけても記録も出来なければ他のフォロワーに紹介することも出来ません。これが意図的なものか、将来的な拡張を見込んでいるのかは不明ですが、この刹那の出会いという感覚も、もどかしいけど悪くはないです。あればあったで嬉しいけど。




春友さんがもう一つ、関連エントリを上げてくれています。頼りきりですいませんが、片想いとは言い得て妙の、実に良い表現。

Instagram は片想いのSNS - 春友日記 〜なまらiPhone〜
フォロー・フォロワーという関係性はTwitterと同じだ。 しかし、Instagramは一方通行の好意、片想いだ。 使い初めは相互にやり取りができないのはどうかな?と感じたが1日使用してみると意外にいい。

そうなんです。自分にはコメントやライクがついたことは伝わりやすくできてるけど、コメントに返事をしても相手が見てくれるかどうかはわからない。
僕はこれもまたシンプルで良いと感じました。考えすぎなくて良い。ただ、流れて行く数多の写真の中で手を止めて、あの人が気にかけてくれた。それで良い。丁々発止の議論もたわいない冗談の応酬もないけど、決して寂しくはない空間。
Twitterが喧騒なら、Instagramは静謐。



Twitterとはまた違う方法で、いろいろな人の日常や過去が緩やかに混ざり合って融けあって、感性が交差した瞬間にlikeを伝える。伝わってきた時にはその人はもう、別の日常にいる。


そんな静謐な空間もまた、心地良いのです。

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カテゴリ: 写真/ビデオ
販売元: Instagram, Inc.(サイズ: 12.2 MB)