その先は見えないか

IPA恒例の情報セキュリティ白書発表。
見えない化、ってのは勿論昨今流行のビジネスタームである「見える化」からですね。ってもこれを会社内で叫んでるのは大抵自分が一番PDCAを廻せないくせに声だけ大きいおっさん達なので、このタイトルも陳腐というかおっさん臭さを感じてしまう。なんでああいう人たちはPだけ大好きでDを人に任せて、あげくCAあたりのサイクルになると「まだそんなことやってるのか」とか言い出すの?馬鹿なの?
ていうか見える化って、そもそもそんなに一般に浸透してる言葉か?

ま、そんなこたどうでもいいとして。
内容もまぁ、目新しさは感じないかな。Winny流出騒動の頃に比べると派手に「新手の脅威」が猛威を振るったわけでもなく、そういう意味では去年は"落ち着いた"年だったといえるのかも。半分皮肉だけど。実際問題として話題性という意味での派手さはなくとも手口はより巧妙化しているし、脅威はその深度を日々増しているわけだ。法的制約みたいな馬鹿げた方向からの脅威*1もなんだか喧しい昨今、ネットユーザの未来は明るいのかなぁ。

*1:全てを否定するわけじゃないがね。