言葉のルーティング

ソフトバンク、という単語は、僕の脳内では以前は間違いなく出版社を表す言葉として紐付けられていたはずが、いつの間にかその言葉を見ただけで前後の文章が見えなくとも携帯キャリアに関する話題であろうと直感するようになっていることに気付いた。無論自分が使っているキャリアであることの影響は少なからずあるのだろうが、一体どの辺りでショートカットの設定変更が行われたんだろうとか考えると興味深い。けど答えは特にない。
そうそう、例外的にスポーツニュース関連の場合だけプロ野球チームのイメージにちゃんとリンクされている。意図的な切り替えを行ってるわけでもないのに違和感なくスイッチされて、しかもその間は携帯や出版やYahoo!のイメージはあまり意識の遡上には上がらない*1。セマンティックな最適検索が行われてるということだ。
言葉とそれに対するイメージは、自分にとって最も重要だったり最も頻繁に触れる組み合わせが近接してグループ化され、その関係の変化や条件によって最適なインデックス化が行われるわけだ。ルーティングテーブルみたいなもんか。

*1:個人の脳内とはいえ、ここまで記号化されるともはや球団名は広告塔としての意味はなさなくなってしまうってことかな。その人に対しては。