選択肢としての規制

ぷららのWinny規制は「違法」と総務省

どうなのかねぇ。
 この記事をリンクしておいて何だが法律論的な部分は一旦棚に上げとくとして、個人的には他のプロバイダがすべて追随するのでないならありだとは思うんだけどね。尤もそう上手く分かれてくれなくて規制しないISPの負担だけが極端に大きくなると、折れるなり倒れるなりしてしまって結果的にWinnyが締め出されるってこともありうるか。
まぁ、Winnyだけ規制したところで別のP2Pやらただ乗り論で名前の挙がるサービスやそれらの類似サービスやらが変わって台頭してくるだけなので、「Winnyだけ」というのは別の意味でも公平さを欠くことになるのかも。じゃあアレもこれもとトラフィックパターン検知で危ないもの皆遮断しまくっているとフォルスネガティブを起こす可能性も高くなるわけで、とばっちりを食う一般ユーザまで離れかねない。
かといって帯域は無限ではないので、トラフィック量の増加に常に見合うだけの設備増強など出来ないまま何でもありでもやっぱり苦しくなるわけで。ビジネスの選択権(それを売りにする権利とかユーザを選ぶ権利とか、もっと言えば開き直る権利)はあってもいいような気がするんだよね。それはユーザの選択肢にもなりうるし。
ユーザを特定するのではなくバックボーンの負荷状況なりをチェックするのだろうし、本当に「通信の秘密の侵害」にあたるのかどうかはよくわからんなぁ。Winnyトラフィックを遮断する行為そのものが検閲行為であると言うならわからんこともないかなぁ。

なんて物分りのいいことを書いてみても、規制と言う行為自体にはあまり賛成はしないけどね。