見破る力

リテラシの話は何度か触れたと思うのだけど、根本的な問題は知識が無いことではなくて、知識が無いまま納得してしまう自分に慣れてしまうことだよなぁ。
ニセ科学系商売のインチキに騙されないためには「××という成分が○○に効果がある」が事実かどうかを正確に判別する知識が必要なわけではない。「××を含む△△を飲めば3日で○○が!」なんて謳い文句が胡散臭いって思えるアンテナがあれはいいだけの話のはずなんだが、情報の吟味をしないことに慣れるというか麻痺してしまうと、どうもそれすら分からなくなってしまう人がいるようだ*1。水伝みたいなのを信じるって言うのはもう宗教だけどな。
情報はただ受信すればよいものではなく、どう処理するかだ。

*1:ニセ科学商売の大半は心理の裏をつくような高度な詐欺のレベルには程遠いしな。この辺りは日本のメディア、特に一部TV番組の責任も大いにあると思う。