ノゾミカナエタマエ

当方でも触れた先日のAmazon騒動の件で高木先生が言及していたので読んだ。ウィッシュリストだけなら公開されたって大したことはない、という人も多いはずだ。恥ずかしい人も相当いるだろうけど。なのでまぁそこまで騒ぐほどのことでもあるまい、と思わないでもなかった*1のだけど、事の本質はウィッシュリストの中身云々の話じゃなくて、企業の姿勢とか個人情報を扱うサイトとしての自覚の問題なんだと気付いた。
とにかく、全体的に不親切で分かりにくい。先生も言うとおり「何をすると何が起きるかの説明が足りていない」というのは随所に感じる。こんにちわ、○○さん。という表示がいつも出るのでそこはかとなく不安を感じてる人も多いと思うのだが、それはどうやったら出ないようになったり、せめて本名以外に変更できるのか、といったことが直感的に分からない。やはり個人情報を扱うサイトは、ユーザの意に沿わない情報開示が行われることのないよう、明示的な意思確認なりが必要だと思うですよ。Amazonの場合、人によっては赤裸々な趣味嗜好が公開されたりもするわけで。
それにしても高木先生のたらい回されっぷりには笑った。この人は分かっていてこういうことをやる底意地の悪さが素敵。

*1:但しウィッシュリストに関連してCSRF脆弱性が存在しているのは大問題だ