それでも使う人々

Winny接続ノード数に減少傾向は見られない――ネットエージェント

ま、そんなもんかな。特に驚くような結果じゃないよね。
しかしこれだけ流出騒動が起きていて、なおかつ一部の公官庁や会社では自宅PCでのWinnyさえ禁じている現状で実際にノードの減少が見られないと言うことは

  • 自分だけは大丈夫と思っている(または、あの手の騒動自体が例外的だと思っている)
  • 流出して困るものは特に無い
  • 流出したネタをリアルタイムでゲットしたい
  • 関係ない。今までどおり楽しむのみ
  • ポエム大好き

といった人々がWinnyネットワークを支えているわけだ。それに加えて、Winnyに危機感を感じて去った人の代わりに、新たに興味を持った人が参加してくると。まぁオコサマでなければそれなりには対策(アンチウイルスソフト程度かも知れんが)を整えて参加しているんだろう。
個人のPCなら会社が禁止すると言うのもおかしな話だし(そんなことより仕事の持ち帰りの方を規制しろよ。実質サービス残業なんだし)、自分の情報なら自己責任だから好きにすればいいと思うけどね。今のところ必要性は感じない*1けど、P2Pファイル共有ネットワーク*2そのものには僕自身は否定的な意見は持ってないし。強いて言えば、まだまだ未熟で発展途上な仕組みであるので、
ただ、開発者によるメンテナンスが行われない状態で脆弱性やウイルスの蔓延が続いている状況を考えると、いつまでもWinnyネットワークでいいのか?とは思う。流出云々が無くてもな。

どうでもいいが、この手の議論にすぐ刃物や車の例えを持ち出す人がいるけど、あまり感心しないね。単に技術としての評価なり必要性なりの面で擁護する方がすっきりすると思うんだけど。

(2006.4.26追記) なんか昨日書きかけで寝てしまったせいで、中途半端なエントリになっていました。ていうか何書こうとしていたかも思い出せないので、このままにしておきます。

*1:せいぜいでかいファイル落とすときに、BitTorrentの方が良いかなぁ、とか思うくらい

*2:ノットイコールWinnyネットワーク