DOOR to LIVE( or …?)

正直あの会社がどうなろうと社長が捕まろうと知ったことじゃないけど、いろんな事業に首突っ込んで、いろんな会社の株を握っていただけに影響が大きいのは性質が悪い。これまでは人まねと企業買収が好きな、少々鬱陶しい程度の存在だったが、こうなってくると迷惑だ。いや、僕個人が直接迷惑を被っているということではないけれど、何ら関係ないけれど、何の恨みもないけれど、実に迷惑だ。
折りしも、Intelの決算がいまいちだとかで業界の先行きに不安が、なんていうニュースも流れている。それとこれとは何の因果関係もないが、市場が不安を感じて投資が冷え込むのは良くない。現在は.com企業が雨後の筍の如く出てきた時代と少し似ていて、「Web 2.0」なんて言葉が喧しく踊っている。.comのバブルは終焉を迎えた。その様な状況がいずれ来るにせよ、それは2.0の馬鹿騒ぎがいよいよ本格化しそうな今ではないと思っている。それは予想でもあるが、それ以上に願望だ。
 お祭り騒ぎに踊る連中を外側から眺めつつ面白そうなものだけつまみ食いしたい僕のような人間にとっては、まだまだ新しい何かが次々と現れて、やがて淘汰されていくさまを見ていたいのだ。生まれては消える、新世代のサービスやら技術やらに胸躍らせながら、賞賛を送ったり悪態をついてみたりしていたいのだ。

だからどうか、邪魔をするだけなら、この騒ぎに幕を引いて速やかに退場してもらいたい。


もう、いいじゃないか。