セキュリティに特効薬は無い

セキュリティ関連の話題。
 休暇中のWebアクセスには注意、Windowsに新たな未パッチの脆弱性
 (まとめ情報)Windows WMF 0-day exploit in the wild (セキュリティホールmemoさん)

内容をよく吟味すると結構怖い話題*1なんだけど、本当に怖いのは、Windows*2ユーザの多くがこの手の話題(脆弱性とかウイルスのアウトブレイクとか)に対して無反応になりつつあるのではないか、ということ。
 それも以前のような「全くの無知」による無反応ではなく、「慣れ」による無視が増えてきているのではないかと。

でも、現実問題としてこの手の話題に関心を持たせるのって難しい。
 まず記事タイトルからして、一般ユーザの興味を引きそうにないし。普段からセキュリティに関心を持っている人(プロアマ問わず)や、Windowsについての「悪いニュース」に敏感な人たち以外は。
 読んでも面白くなさそうだし、意味分からないしぃ〜。とかいってスルーされる。おまけに同じような話題がうんざりするほど多いので、関心を持っていた人たちにも「慣れ」が広がる。

かといって自動パッチのような現存する仕組みを改善したところでたかが知れている。タイムラグが少しでもあればゼロデイアタックは起こりうるし。「複雑怪奇」なOSで「性善説的」ネットワークを利用する限りは。

これを劇的に改善するには、結局関心を集める必要があるわけで、いっそショーアップしてみてはどうだろう。
 「Bill Gatesにまたも挑戦状!"おまえのOSをcrackしてやる"」
 「クラッシュ・ゾンビズ襲来!悪への誘惑を君は撥ね退ける事が出来るか」
 「Sober軍団またも仲間割れ!新団体Sober-Z旗揚げ!!」

センス皆無orz。だめですねそうですね。

*1:どうやら問題ファイルを保存したフォルダをエクスプローラで開くだけでも危険

*2:こういうことは当然Windowsに限らないが、"詳しくない"ユーザを沢山抱えているという意味で