Kameの歩み

IPv4アドレスは「数年から10年で枯渇」 JPNICが対策を提言

というか枯渇問題が叫ばれて随分たつように思うが、CIDRだのプライベートアドレスだのスーパーネッティングだのと苦肉の策と創意工夫をミルフィーユの如く重ねてるうちに何となく持ちこたえてきたわけだ。そんなことしてる間にOS側の標準化もルータのリプレースもそれなりに進んでて結構なことだ。
ただまぁ、せーので世界中のノードを全てIPv6に切り替えられるわけもなく、カプセル化とか今後数十年は誤魔化しながら移行を進めるしかないわけだ。幸いなことに、現状そういった互換とか相乗りだとかはエッジの辺りで頑張ってくれているはずだから、エンドユーザが悩むようなことは殆どあるまい。というかそういう状況なので大した危機感もなく、移行に投資が行われないって面はあるだろうが。
情報家電とか携帯のIP化とか何でもいいけど、とにかく爆発的なノードの急増のようなターニングポイントがあれば一気に進むこともあるかな。否、結局それらだけがv6って状況が生まれるだけか。結局今あるv4ネットワークの世界はこの先も緩々としか変わりようはないんだろう。

また一般ユーザーはアドレスのバージョン違いを意識することがほとんどないため、移行に当たっては機器メーカーやサービス事業者が一般ユーザーに意識させることなく対応することが重要だと指摘している。

IPv6の場合、基本的にエンドユーザが利用する機器端末類において明示的に設定をすることはないはずだから、意識するしないは標準対応しているか否かとほぼ同義のはず。といいたいところだが、XPあたりじゃコマンド打たないと有効にならんしな。Vistaが普及しても、BBルータがDHCPv4でNATしてるうちは実質変わらんよな。